表記いろいろ
幸先、さい先
よいことが起こる前兆。物事の先行きを感じさせる兆し。「さいさき」がいいと思えば、何でもよく思えてくるから不思議です。ポジティブシンキングというやつですか。
ちなみに、常用漢字表によると「幸」の読みは「コウ、さいわ-い、さち、しあわ-せ」だけで、付表にも採用されていません。新聞各社は、世間一般では「幸先」と漢字で書いた方が違和感がないと判断したためかどうかわかりませんが、新聞用語懇談会の決定に従っているようです。
- 日本速記協会「標準用字用例辞典」
- さい先
- 共同通信社「記者ハンドブック」
- 幸先
- 時事通信社「最新用字用語ブック」
- 幸先
- 朝日新聞社「朝日新聞の用語の手引」
- 幸先
- 読売新聞社「読売新聞用字用語の手引」
- 幸先
- 毎日新聞社「毎日新聞用語集」
- 幸先
- 日本放送協会「NHK新用字用語辞典」
- さい先
- 三省堂「現代国語表記辞典」
- 幸先
- 講談社「日本語の正しい表記と用語の辞典」
- 幸先
- 文英堂「21世紀日本語表記辞典」
- さい先
関連記事:
参考文献:
関連サイト:
投稿者: aiba 投稿日:2005年3月27日(日) 16:12 閲覧回数:5490